CiscoスイッチへTelnet接続する
スイッチはレイヤー2で動作するネットワーク機器ですが、Ciscoなどが販売するインテリジェントスイッチはTelnetでの接続が可能なことが多いです。
CiscoスイッチへTelnet接続するためにはルータ同様、Telnet接続用のパスワードをあらかじめ設定しておく必要があります。
→ パスワード設定(ルータ)
Telnetパスワード
Telnetパスワードはline vtyコマンドで設定します。
Switch(config)# line vty 0 4 Switch(config-line)# password cisco Switch(config-line)# login
「vty」とは、Telnetのための仮想ポートのことです。
仮想ポートは通常、0~4の5つが用意されています。
上記例では、その5つをまとめて指定し、パスワードを設定しています。
loginコマンドも忘れずに実行してください。
loginコマンドを実行しておかないと、認証用プロンプトを表示されないため、結局、ログインできません。
上記コマンドによりスイッチへのTelnet接続が可能となります。
ただし、特権モードへのパスワードも設定しておく必要があります。
Telnetから接続した場合、特権モードへのパスワードが設定されていないと、下記のようにエラーを返され、特権モードへ移行することができません。
Switch> enable % No password set
特権モードのパスワード設定は、enable passwordコマンドかenable secretコマンドで行えます。
Switch(config)# enable password cisco
もしくは、
Switch(config)# enable secret cisco
通常は、パスワード文字列が暗号化されて保存されるenable secretコマンドを使用します。
これでTelnetから接続した場合も特権モードへ移行できるようになります。