ルータ起動プロセス
ルータの電源を入れてから、ルータとして動作するようになるまで様々なステップを踏むことになります。
今回はルータの起動プロセスについて見ていきます。
ルータの起動プロセスを理解しておくことで、問題が発生したときのトラブルシューティングに役立ちます。
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POST(電源投入時自己診断)を実行
電源投入時一番最初にROMに格納されているPOSTを実行する。
POSTはルータのハードウェアチェックや各インターフェイスの認識を行う。
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ブートスラップがCiscoIOSをロード
ブートストラップはIOSを探してロードするまでの役割を担う。
IOSの探索はコンフィギュレーションレジスタ値によって探索順序が変わる。
ROMに格納されている。
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CiscoIOSが有効なコンフィギュレーションファイルをロード
最後にIOSが有効なコンフィギュレーションファイル(startup-config)をロードし、running-configに反映する。
コンフィギュレーションレジスタ値によって動作が変わる場合もある。
ルータの起動時に何も問題が発生しなかったら、上記のような流れで起動が行われます。
ただし、コンフィギュレーションレジスタ値によっては起動手順・方法が変わってきます。
→ コンフィギュレーションレジスタ